2021/12/01（水）ふしぎなちから

母が旅行に行っていたので、昨日の午後から今日の夕方まで母屋は私とねこだけだった。いつも朝4時に母を起こしに行くらしいが、いないので2階にまできっちり起こしにきた。さすがに早すぎるのでごはんをあげてからまた寝た。鳴き声を聞きながらうつらうつらして7時半くらいに下に降りようかとドアを開けたら部屋の前にいた。いつもの時間にもちゃんと起こしに来ていた。あのねこの時間の正確さはどこからくるものかと思う。
だいたい私が2階で母が1階にいるので1階に誰もいないことが少ないせいか、普段は人のいるいない関係なく歩き回っているねこが珍しくまとわりついていた。出る時も追いかけてきたり（こっちはいつも）、帰ってきたらドアの前に待っていたり。一人暮らしだと出かける前に離れがたそうに鳴いたり、帰ってくるとうれしそうにまとわりついたりするとエッセイで読んだことがあるけど、そんな感じ。いつも誰かがいるから気づかないだけで、内弁慶なうちのねこも実はすごくさみしがりなのかもしれない。

面会に行く。先週から今週はわりと回数が多い。母の予定が多い時は詰め込みすぎてしんどくなってもと代わっているけど、気分的に行くほうが元気が出るならその機会を減らすのもよくないのかなと思ったり思わなかったり。
普通に暮らしていたらわからなかった経験をこの数年でたくさんしている。最低限の感覚しか動かなくとも届く声があるっておとぎ話みたいだなと思う。