2021/10/3（日）その季節に留めておく

模試。直前期のファイナル模試（他の模試2回、別で申し込み予定の1回がまだあるが）なのにやりきれた感が全然ないのがもはやすごい。あと1カ月でどこまで行けるか。

疲れた帰り恒例のお店チェック。人気ブランドの金木犀の香水が出ていたので香りを試す。金木犀でないことはないけど金木犀かあ、というキツさを感じたので買わず。このブランド、前買った黒文字も抜けるような木と柑橘で独特なすっきり感だった。それはそれで合っていたけど、今回は金木犀に混ぜた何かのツンとした香りが強すぎてそっちが前に出すぎる感じ。何を混ぜたらそうなるのかと帰りがてら調べたらどうやらジャスミンで、私は香水のジャスミンが好きではないのでやめてよかった。公式サイトでは売切らしいけど、みんな香りちゃんと確認してるのかな。限定だからサイトで即買いってわけにはいかないのが香水の難しさ……。

ここ数年で秋の限定として出すブランドが増えているけど、金木犀って実は香水としてナチュラルに仕上げるのが難しい花なのかもしれない。それ自体にかなり強い甘さがあって印象が強いので、そこそこ近づけられそうには感じるんだと思う。だからこそ芳香剤のイメージが強いんだろうし。でもこの強い甘さを合成でつくるといかにもな合成感が出てしまい、そこで逆に自然素材を意識すると演出の過程でまた微妙に本物とも違ってしまう。金木犀と冠された香水でも、たいがい別の花や植物とのミックスなので純粋に香りが楽しめるものは少ない（はず）。秋の金木犀、それから春先の沈丁花みたいに季節のほんのひとときしか咲かないものは、無理に留めようせず、季節の中で本物を楽しむほうがいいんだと思う。

結局何も買わずに出てきてしまったので、昨日取り置きした秋冬の軽いジャケットを買ってしまった。昨日まで結構涼しかったからコーデュロイのパッチワーク！ かわいい！と思って買ったのに暑さはまだもう少し続くのね。