talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

9月23日(土)コマンダンテ単独ライブ2017 in 東京@ルミネtheよしもと

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コマンダンテ単独に行った。最悪の体調や喉の調子もなんだかよくなったと思えるくらい笑えて楽しかった。元々チケットを取っていたけど、調子が悪い時や落ち込んだ時はお笑いがあるとなんとなくよかったなと思う。

今日は漫才6本、企画ショート漫才(ネタ)4本、トーク、ゲーム、と春の単独よりはシンプルになってちょうどよいボリューム感に。「トークダンテ」(は行ったことないけど)と「漫才ダンテ」を足して二で割った感じなのかも。全体の流れは以下。

OP〜漫才1「石切り」〜企画漫才「石井父の書いた漫才(いやですね〜)」〜漫才2「池の精」〜企画漫才「安田母の書いた漫才(鍋の具材)」〜漫才3「トトロの再現」〜企画漫才「石井母の書いた漫才(おばさんの井戸端会議)」〜漫才4「タクシーの運転手」〜トーク〜漫才5「口さけ女」〜企画「親が考えた一発ギャグ(「よっしゃー!」、「幸せだなあ」)」〜漫才6「ケンカの仲裁」〜ゲーム「協力ゲームin東京」1.関西弁禁止スカイツリー缶立て(缶10個を立てる。関西弁が出たらやり直し)、2.東京地名当てクイズ(難読地名を当てる)、3.宝探しデュエット(二人でカラオケをデュエットし、歌っていない時間に会場内に隠された衣装を探して着る)〜ED

「“石切り”をしながら都会に行く友達を引き留める青春の場面がやりたい」というシンプルな願いが、引き留める友達を探す旅にスライドする入口と出口が違う「石切り」。「金の斧 銀の斧」ふうの始まりなの、に池の精がおじいちゃんだし探すモノを最後まで間違ったままの「池の精」。一本だけ「漫才ダンテ」初出、ビデオテープをただただ再生するだけなのにCM込みのあたりからものすごく面白くなる「トトロの再現」、いくらやる気を見せても上手に面接を受けても個タクにしてもタクシーへ乗せてもらえない「洋服屋の店員」型(でもスタンスは逆)の「タクシーの運転手」。風邪ひき女子におじいちゃん、ナルシスト男や犬、周回遅れで登場する外国人など口さけ女の例がどんどん増えていく「口さけ女」、仲裁の練習から入れ替わっていく「デートの確認」型の「ケンカの仲裁」など枠組みは見えるのに、まったく違う展開でやっぱり笑ってしまう漫才はやっぱりすごかった。

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トークでは、「親のネタ見て思ったけど、俺やっぱり漫才うまいな」と言う石井さんからご両親にネタを書いてとお願いした時のエピソードを披露。茶話会で漫才をやったらしくノリノリだった文系で明るいお母さん、なぜか話が伝わって理系で口数の少ないお父さんの分も入っていて結果2本送られてきたけど「内容は父親のほうが『いやですね〜』って繰り返しとストーリーがちゃんとあった」石井さん、お母さんに頼んだら鍋のネタが「LINEかメールで来るかと思ったら速達できて!」の安田さん、それぞれのご両親の雰囲気が伝わってほのぼのとした内容。また安田さんがM-1予選一回戦ですれ違った学生さんとの話も後半に。何度出てもすごく緊張する場という話から、「今そんなに震えてたらもうやめよか?」と相方に言われるほどだった学生さんに勇気づけの言葉を頼まれ励ました後、「なんであんなこと言ったかわからんのやけど、いいこと言わなって『2回戦で会いましょう』と口走ってた」と安田さん。「恥ずかしい!」「2回戦なんて何日もあるのに!」と2人で照れまくる様子が微笑ましかった。

ゲームはまだまだ上京ネタ。さらっと使えそうでいて意外と関西弁が抜けないギャップがいい缶詰み、「馬喰横山」や「舎人」など難読系から「江古田」や「新江古田」のリアル引っかけ系に翻弄されながらも「御徒町」が出ると大喜びしていた地名当て、会場を走り回って衣装を着るもののスタイルがよすぎて石井さんはあまり変に見えなかったカラオケ、きっちりネタを見た後だけにゆるく見られたのがよかった。ドドんのトークライブの時のようにガッツリとしたトーク、漫才はもちろんゲームでのやり取りも面白い。飄々としながらも見せるところはきっちり見せてくれるからすごい。

そういえば握手と見送りがあることに驚いた(前回は急いで帰ったので知らなかった)けど、ああいう催しは「テレビの人(芸能人)」という距離感やレアさを逆に意識させる力があるからそれはそれでアリだと思う。

#ライブメモ #コマンダンテ