talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

K-PRO新ユニットライブ始動〜ヤーレンズ×コマンダンテ×井下好井@新宿バティオス

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ヤーレンズコマンダンテ、井下好井の3組が新しくライブをやると聞いて行った。去年の同じ時期に見た「ヤーレンズ×コマンダンテ ツーマンライブ」の感想に「コマンダンテが大阪なので難しいけど、ユニットライブをやるならこの2組が一番しっくりくるだろうと思った」と書いていたけど、コマンダンテが上京して本当になるとは。1年で状況なんて簡単に変わるものだなとしみじみ思う。

K-PROのユニットライブは基本的に3組が多い。増えるなら両コンビと関わりがある囲碁将棋や近いライブでよく見るエル・カブキらへんかなと勝手に想像していたので、井下好井は正直意外だった。でも単純に私が知らなかっただけで、ヤーレンズを間に置くと大阪NSC27〜28期でグラデーションができる3組らしい。

春の光と草原とポピー咲く公園で戯れる10代アイドル風キラキラ感がなかなかのVTRでスタート。会場がざわつく中、OPトークは3組の関わり、VTRの撮影エピソードや静かなLINEでの企画会議でいかに自分が貢献したかをアピールし合うという内容だった。
前半は各コンビの本ネタ。井下好井は、普段は面と向かって言えない感謝の気持ちを「100のありがとう」という詩に乗せて言うが早々に褒める部分がなくなる「ポエム」だった。ヤーレンズは、カラオケ、走れメロス、レディーガガ、占いなど初めて見る人も楽しいベスト盤ふうのおしゃべり、ネタはタクシー。コマンダンテは「不動産屋」。「引っ越ししたいなと思うんですけど」、「この間引っ越してきたのにもうですか?」と環境を知っていると笑ってしまうアドリブに始まり、不動産屋で条件を伝えるごく普通の状況から妙なやりとり、そしてヤバいヤツが出てきからの大きすぎる振り幅が今回もすごかった。起承転結の転が転すぎる感じ。意外なABCクッキングスタジオの件、「鶯谷から30分だとそれはもう御徒町」と突然出てきた土地ネタにも(よく行くこともあって)思わず噴き出してしまった。個人的な職業病だとは思うけど、こういう土地ネタや新しい技術のネタでデータが正しく表現されていると、なんとなくそれだけで感心してしまう。3組ともまったくカラーが違う漫才で、やっぱり漫才師は漫才が一番面白いなと再確認できてよかった。
後半のフリートークは、おもにそれぞれがどんな性格の人間かを知ろうというメンバー質問トーク。「性格が謎」という井下さんの不思議なこだわりの話になったり、手の長い安田さんの大変さがわかったり、などゆるい雰囲気で進んでいた(安田さんの動きや発言は東京にもあんまりいない雰囲気というか妙になごむ)。去年に引き続き、大阪時代に同居していた石井さんと出井さんのザコ先輩&後輩コントが見られたのがよかった。さらに今年は、去年突然ブラックで飲めるようになりものすごい勢いでカフェ巡りをし今や雑誌でおすすめ店を紹介するレベルになった石井さんと、コーヒー好きでおなじみ出井さんが昔やっていたという喫茶店コントまで見られてラッキーだった(基本的にミニコントを見るのが好き)。
その他、たっぷり時間をかけるも結果お客さんの指名で安田さんに決まったユニットリーダー決め、お客さんから集めたお題を使った即興漫才(ヒーロー戦隊ものを超新塾スタイルで)など1回目らしい実験感の強い内容。エンディングで「わいわいわい」というユニット名も発表されたので今後どんどん変化していきそうだった。
そういえばSEが「サンバ・パレードの華麗な噂が」〜小沢健二「強い気持ち強い愛」〜「さようならパステルズ・バッヂ」ていうフリッパーズギター1st祭りだった。OPのVTR(安定と信頼のゴッホさん制作)のトーンによく合ってはいたけど誰が選曲したのかが気になった。
#ライブメモ #ヤーレンズ #コマンダンテ #井下好井