9月18日（月）新道竜巳の喋喋喋る vol.79 ゲスト：ジンカーズ@中野440スタジオ

ジンカーズがゲストの「喋喋喋る」に行った。お昼のPGB吉田さんとランジャタイ国崎さんのゲストもすごく興味があったけどこちらは断念。

新道さん曰く「ライブで少し話したことがある程度でほぼ交流がない」というジンカーズだからなのか、樋口さんや馬場さんへの接し方や見方が他の芸人さんとは終始違っていて新鮮だった（いつもそういう感じはあるけど）。

まずはコンビの基本的なことやコンビ仲の話、漫才やコントについてなど。ジンカーズが「去年M-1に出て2回戦まで行った」と聞いた瞬間の「うっわ去年!? なんで気づかなかったんだろう！ ロビンソンズとかは出たらわかったんですけど。うわ〜気づかなかった！」と悔しがる様子がとても新道さんらしかった。

KOC決勝進出者の決定後ということもあり、なんとなく話題はKOCへ。ジンカーズ2人の「自分たちは芸人審査の時に通っておくべきだったと先輩芸人さんと話していた」、決勝進出者に対しては嫉妬心よりも「今年は面白そうだなとフラットに見ている」などというKOCに対する接し方や捉え方が興味深かった。一方で「情報のない人が決勝に行くとパニックになるんですよ。わらふぢなるおとパーパーですでにキャパがいっぱいで！ そこににゃんこスターが来て、なんだよ〜って。しかもゾフィーと見て『ええっゾフィー!?』と！」漫才師なのに熱く語る新道さん。データ派の自負から「データベースにないとパニックになってしまう」と言っていたけど、今回の決勝進出者はそれくらい読みが違っていたらしい。

ジンカーズといえばフリーの先駆けという印象だけど、今後を聞かれ「そろそろどこかの事務所に所属したい。5年前は『フリー』が話題のフックにもなったけど今はさすがにその力がなくなったから」と語っていた馬場さん。年齢も含め「ライブだけで食べていくのが理想だけどそれは難しい。ただキャリアも知名度もある先輩方がテレビ出演のためにWeb審査に参加しなくてはいけない状況はどうなのかなって」と芸人さんと今のテレビとの関わり方の難しさを控えめに話されていた。芸人以外に作家として収入のベースを作っている人もいる、事務所の所属する前は主催ライブで設けていた、など新道さんのある種ゴシップ的なネタも入りつつ、「入るならどの事務所ですか」話へ。いろいろな事務所の状況、フリーから事務所に所属した芸人さんの状況も話しつつ、「（樋口さんを指して）男前だからタレントとかいいんじゃないですか。だとしたらその●●はいいと思いますよ」、「馬場さんにはその間にネタ書いてもらって」と薦めたり、さらにはオフィス北野を薦めたり。以前の「語らせろ」でも新道さんが馬場さんを勧誘していた印象があるけど、この日も「オフィス北野は自由ですよ。上と下が離れすぎてるから、若手は自分たちで何かやらないと何もやってもらえないんで。むしろジンカーズさんみたいなコンビはやりやすいと思いますよ」と勧誘モードだった。ただ前段で新道さん自身が遅刻の多さのせいで解雇寸前だという話があっただけに、ジンカーズの2人からも「自分の身をなんとかしなよ」という無言のツッコミが見えるようで、いろんな意味でのじわじわとくる面白さがあった。

馬場さんとダーリンハニー長嶋さんのトークライブはもう少しゆるくてカルチャー寄りだし、他のトークライブだと馬場さんも樋口さんも控えめなので、（コンビのトークライブを除けば）お笑いへの考え方や今後などを聞けたのはよかった。ねじがMCをする10月のD-STAGEにも出るらしいので楽しみ。

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