2月25日（土）バティオスヒットパレード＠バティオス

25日、26日開催のクラウンヒットパレード1日目、1公演目の「バティオスヒットパレード」を見る。

写真：1公演目で元気そうなヤーレンズ楢原さん。

ヤーレンズ出井さんの出演キャンセルがあり、代わりとして全16公演の前説を相方の楢原さんが担当する告知が事前にされていた。その通り登場した楢原さんは赤いはっぴで売り出し中のヤマダ電機スタイル、さらに前説なのにマイクを使うピン前説はいろんな意味でなかなかレアだった。

OPMCねじ&ヤーレンズ楢原さん、前半スタンダップコーギー、モグライダー、ねじ、ジンカーズ、ギフト☆矢野、中MCラブレターズ&鬼ヶ島、後半はAマッソ、なすなかにし、POISON GIRL BAND、ラブレターズ、鬼ヶ島、EDMCモグライダーという順番。
初見のスタンダップコーギーは、（三四郞小宮さんの衣装を2人で分けたような）ちょむ&マッキースタイルの衣装に三四郞とモグライダーのやり取りを足したような雰囲気だった。
ツーマン後に初めて見たモグライダーの本家「銀座に行きたい」。スナックのママの「潜水艦みたいな髪型」や「細いカバン」、散々やらせておいて「ピンポンは改札で止められた時の音だよ！」でやっぱり笑ってしまう。あと山崎に6年なんかあったっけ？ と思わず確認してしまった（やっぱりなかった）。
単独以来に見たテニサー系大学生への偏見が炸裂するねじの「進路指導」。担任役の佐々木さんの演劇がかった間や言葉使いが某社トップセールスの如き説得力があって最高に怖い。「リスクさえなければZIMAでつくった火炎瓶を投げ込みたい」の後そっとつけたした「足をつけない方法で…」の黒さたるや。佐々木さんにはいつか大学闘争ネタでもやってほしい。
初見で見たブラックさが忘れられないジンカーズの「結婚式の出席確認」。さらっとしているのに終わるといやな気持ちになるセリフと間、樋口さんの妙な追い詰め感が今回もさすがだった。ねじとジンカーズは両方とも、片方がごく真っ当な顔で狂っている感じが好きなので気になってしまう。
春らしいアクアブルーの衣装で結婚式前日の先輩後輩を描くギフト☆矢野さん。おかしな言葉が山ほど入るのに、ダジャレ的な引っかかりをまったく感じさせず流れるような展開で矢野さんの真骨頂が見えるネタだった。
ラブレターズと鬼ヶ島の野田無双的な中MCののち後半。
「へその緒」から始まるAマッソ。中盤の「最近つきあい始めてん」から恋愛ネタに展開するも「オークル」の連呼に「4m先まで見える彼氏が持ってる櫓」やら「きんつばを取り上げられる」やら結果的に「ひどい彼氏やで！」というテキストではさっぱり面白さが伝わらない内容だけどものすごく面白かった。
あれなすなかにしの記録が抜けてるな…（あとで追加します）。

PGBはバイクネタ。昨今は同期の話を出すなど新しい展開が見られたが、今回は冒頭のケガの話に出た「モグライダーのモグの方が気にしてくれて」という発言をきっかけに、袖で見ていたともしげさんを呼び込みトリオスタイルに。ルミネでは見られない、K-PROのお祭りならではのレアな展開だった。
ラブレターズは地方のキテレツ系オシャレショップの店長と元常連のやり取りをネタにした「上京したい息子と止める父親」系譜のラップ&歌物ネタ。「東京のオシャレに負けんな」が口癖の店長と全身黒の元常連のやり取りが地方出身者にいろいろと思い起こさせる。さらにDJ KAORI+ジョン・ロビンソンスタイルのMCに微妙なメロディの「蛍の光」のリミックスも含め、いろんな方向からいろんな抉り方をしてくるのが痛痒くも楽しかった。

 

写真：毎回みっちり感あるED／楽しそうな鬼ヶ島野田さんとAマッソ加納さん。

鬼ヶ島は学生コントシリーズでは初見の「14歳の母」ネタ。とはいえ鬼ヶ島に女子はいないので「おなかに野田くんの子どもがいるんだ！」というセリフも男子のもの。和田先生も「よし応援するぞ」という展開は妙だけどイメージする鬼ヶ島の中ではすごくきれいにまとまって終わるネタだったので逆にびっくりした。
1公演で満足して帰宅。見たい人がほぼ見られるネタライブがひさしぶりだったこともあり、なんだか終始楽しかった。
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