10月26日（水）ロックンロールカラオケナイト@阿佐ヶ谷LOFT A
出演：ジンカーズ馬場／ダーリンハニー長嶋／POISON GIRL BAND吉田／オジンオズボーン篠宮／風藤松原／瞬間メタルタケタリーノ山口／シークレットゲスト：瞬間メタル前田ばっこー／ニュークレープナターシャ／日本エレキテル連合橋本（敬称略）
季節に一度のお楽しみ、「全員でつくる壮大なコント」ことロックンロールカラオケナイトがやってきた。M-1の3回戦や単独ライブなどいくつかのイベント被りもあり、いつもより客席は少なめ。とはいえ、トップバッターを務めたジンカーズ馬場さんの「今日は出演者も少なめなのに盛り上がっていただいて助かります」という言葉が示すように、盛り上がりは普段とそう変わらないから不思議なもので…。
毎回ポーズが美しすぎて写真がうまくなったように勘違いさせてくれるオジンオズボーン篠宮さん、アッパーな選曲が並ぶメンバーの中で1、2を争う穏やかさながらRCサクセションのTシャツが反骨精神を示す（でも嵐が好き）なPOISON GIRL BAND吉田さん、ひさしぶりの登場曲がレディオヘッド「Creep」で期待を裏切らない「会いに行ける英国紳士」ダーリンハニー長嶋さん、あまりの異空間ぶりと黄色い歓声に戸惑いと照れを隠せなかったニュークレープのナターシャさん、全力で広末涼子やあゆを歌いきりどこを切り取っても絵になるわキュートだわ撮り甲斐がありすぎるわの日本エレキテル連合橋本さん、「漢ー！」の歓声もすっかり定着し今回は長渕メドレーと”SAY”祭りをぶち込んできた瞬間メタルタケタリーノさん、とすでに盛りだくさん。
さらにシークレットゲストの1人として登場した前田ばっこーさんの長渕剛被せかつ「足の裏細い！」ネタ披露込みで瞬間メタルがコンプリート。「かつてのパーティ内山くらい盛り上がってない」と馬場さんからツッコミを入れられ「パーティ内山には負けないぞ！」と高らかに言う件が永野さんや虹の黄昏レギュラー時代からのお客さんに響きすぎていた。
仕事で遅れて到着した風藤松原のお二人。手ぬぐいで額を拭いつつ定番BJCを歌う調布のベンジー風藤さんと、LOUD PARK Tシャツで音楽の趣向をアピールしながらも世良正則&ツイスト「銃爪」を歌う松原さん。のちに松原さんは「LOUD PARKのTシャツ着てるのにデスボイスじゃないのだめだよね〜」と突然デスボイスを入れ始める自由なサービス精神を発揮。
乾杯後の2巡目以降はミニコントも入り始める。タケタリーノさんの龍が吉田さんやナターシャさんの肩に乗り移る件、タケタリーノさんが歌う長渕剛のかけ声「セイ！」から派生したセイ祭りなどバカバカしくてすばらしい。馬場さん曰く「カラオケナイトで初めて」の長渕剛メドレーをいかに面白く歌うかになり最終的に「長渕じゃないのに歌詞の“SAY”しか歌わない」篠宮さんに落ち着く…という長尺コントができあがっていた。
ゲスト3人のうち1曲目で「フーーやないよ！」と最も戸惑っていたナターシャさんが「こういうノリか！」との宣言後（楽しみ方がわかった的な…）からどんどんドライブをかけてノッていく様子や、ガッチリお客さんのハートを掴んだ橋本さんが他の人の時も終始盛り上げるのも見られていい雰囲気。桟敷席では、風藤さんを筆頭に篠宮さんとナターシャさんによる「会社の呑み会で上司の歌を盛り上げる後輩」的な団体芸が見られたり、レディオヘッドにレッチリやビートルズ、オリジナルラブなどクールな選曲の合間にひょうきんさを見せる長嶋さん、ロックミュージシャンレベルに髪を振り乱して歌い同期とのやりとりを本当に楽しそうにしていた馬場さんなど最初から最後まで面白かった。
仕事で欠席だった「RRKNのセクシー担当」鬼ヶ島和田さんの十八番ペニシリン「ロマンス」（馬場さんセレクト）、橋本さんの嵐「A・RA・SHI」、長嶋さんのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ「By the way」あたり、客席のコールがなかなかの力を発揮した曲もあり、終わってから「あんなに声を出すライブはこれとナルシストライブくらいだな…」としみじみした。すでに年末12月30日のロックンロールカラオケ"ALL"ナイト開催が発表されたので今から楽しみ。お疲れさまでした。
写真：下記アルバムにどうぞ（リンク先Flickr、後日追加予定）
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