talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

2021/9/20(月)学ぶところが多い

いいお天気。

2つ目の科目の記述練習をやってみる。この形式のほうが圧倒的に難しいし解説前に自分で解答してみてもほとんど間違ってるけど、昨日やった科目よりまだわかる気がするからマシ(わからなさすぎる科目は気持ちが折れやすい)。これまでの勉強の事例で、これはこの時に使うのか、とか、こんな風に展開させるのか、とかいろいろ発見があって新鮮だった。午後はリアルタイム講義90分の後で午前中の続きを数問やる。休憩に出た散歩中にちょっと疲れを感じたので今日はそのまま打ち止め。模試の後に疲れが出やすいのはどうにかしたい。

そういえば少し前に『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読み終えていた。キューバで一本かと思ったらアイスランドとモンゴルの分を合わせた旅行記集だった。残り2本はリアルタイムでの記録ではなく思い出し書きっぽかった。突然Instagramで旅行の覚え書きが連続で上がっていた時期があったので、どちらか一本はそこでまとめたものかもしれない。執筆時期が違うからか文体やトーンが若干ばらけていたけど、そこはほぼ直さずに出すんだなって思った(そこはこの本では重要じゃないからだろう。逆の意味での職業病だなこれは……)。
内容はすごく面白かった。漫画だったら心の声として書かれそうな細かくツッコミを入れたりする場面もあって、読みながら思わず笑ってしまったりもした。でもそれ以上に、面白さ云々に留まらず考え方がいいなあと思う箇所が随所にあってよかった。キューバで自ら選んで行った革命博物館でプロパガンダの要素があるから影響されないようにしようと思った件とか、新自由主義から自由になりたいという考えや誰も自分を知らないキューバなら比較されないだろうとか。旅がそういう考え方と繋がっていることも含めて、こういう考え方をする人は信じられるというか。「たりないふたり」の初期や『社会人大学人見知り学部 卒業見込』の時代に較べたら、自分自分への向き合い方の試行錯誤がより深く重層的に変わっているように感じた。下積み時代が長かった芸人さんって地上波に出始めた頃は社会に対する卑屈さ(強すぎる言葉だけど、あえて使おうと思うやさぐれ感がオードリーにはあった)がどこかあったけど、社会と上手に折り合いがつけられるようになった今でも昔から変わらない部分はあって、そのことを考え続けているということが書いてあってなぜだかホッとした。そして、アイスランドは図らずも日本人と交流せざるを得なくなった旅の記録だけど、他のツアー客との交流は単純によかったね〜という気持ちになり、一旦溶け込めると「回しに回した」りできるという件にまた笑わせられた。大人になるってこういう逡巡の繰り返しだったりするんだろう。
気軽な旅行記かと思ったら、気軽な見た目ではあるけど内容はそこまで気軽じゃなかったし、とても共感できるところが多い記録だった。ANNで空港で出会ったという女性のメールが読まれていた気がするけど、あれはキューバの時だっけな。