talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

9月8日(金)ドドんトークライブ"法話"30 ゲスト:コマンダンテ@新宿バッシュ

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ドドんトークライブ「"法話"30〜西からWシュッとさんがやってきた!東のシュッと安田が迎打つ!向こうにも安田さんがいるからややこし!安田さんと石井さん!こちらは石田!ややこし!でも石田だけシュッとしてないねスペシャル〜」に行く。

前半はドドんのこの夏の出来事についてあれこれと。石田さんのでんぱ組.incの誕生会イベントに参加した話、安田さんの頭痛の話、坊主バンドでフェスの予選や長野のりんご音楽祭に出演したりした話。さらに石田さんのバイト先の坊主バーに訪れたロシア人観光客20人の話や相談の電話をかけてきた香里奈のなりすまし詐欺の話など、コアなネタもあるのにどのエピソードも楽しかった。ドドんのトークは自分が多少興味がない分野でも飽きさせずに聞かせてくれるのでいつも感心してしまう。
後半にコマンダンテが登場。この2組の接点はどこにあるんだろうと不思議に思っていたが、やはりほぼ初対面らしかった。直近で話題になった芸人さんが数日後の回でゲストに決まっているなど法話のフットワークの軽さは一部で有名だったけど、コマンダンテも実は前回(結局ゲストなしになった)の開催3日前にオーディションで一緒になりダメ元でゲストとして頼んでいたらしい。「さすがに無理ですよね」と石田さんは笑ってらしたけど、事務所や芸人さんの状況によっては実現していただろうと思うからすごい。コマンダンテの二人も雑談の流れで快諾しつつ、安田さんは「社交辞令かと」、石井さんは「こんなに早く(それでも2カ月後)に呼んでもらえるとは」とドドんの瞬発力には驚いている様子だった。「なんで僕らだったんですか?」という質問には、石田さん曰く「普段ライブで一緒になるような人はあえて呼ばないようにしてるんです。なんで今までコマンダンテさんを呼んでなかったんだろう! 東京に出てきているって聞いたのに!って思って」と。

まずはコマンダンテを初めて見る人のために、と「空に星が綺麗」の出囃子込みでネタを一本。「本屋でのドキドキ感」は安田さんがボケ倒す相変わらずの展開のネタだった。冒頭で「背が高い方が安田で〜」の件に対し、お客さんから「わかりづれぇな」との反応があったことで「これ、掴みっていうやつなんですよ」、「わかりづらいですよね〜すみません」と2人が対応したこともあり、普段の流れとは違っていたのがよかった。男性客のツッコミも新鮮だったのか2人して楽しげに対応していた。

安田さん(小〜専門学校)、石井さん(小〜大)それぞれの幼少からNSCに入るまでの話(「小学生時代はモテた」など)では、石井さんの両親が先生でゲームも週2日20分しかできない厳しい家だったとか、安田さんが家具職人を目指してインテリア系専門学校から雑貨&家具店(関西だとINOBUNやNOCE的な店だろうか……)に準職員として勤務していて、ダイコク薬局バイト時代は仕事をサボることがうまかったことなどを。

さらにNSCに入学したきっかけとコンビを組むまででは、NSCではクラスが違い知り合いでもなかったのに、石井さんは一つ目のコンビ・ジンクス時代から、安田さんのほうも「自分がコンビを組むならあの人だ」と思っており、一旦の解散を含め2回とも石井さんから誘った結成のいきさつな歴史をかなり詳しく語ってくれた。石井さんが「NSCのアシスタントをやってなかったら、最初の相方が休止するタイミングで一緒に芸人を辞めていた」話には、アシスタントをやってくれていてよかった〜と今さらながらに安心したり、初舞台は鬼太郎姿のピン芸だったという今では考えられない感じに驚いたり。一方の安田さんも、養成所時代まではとてもオシャレでDJもやっていた初期はマドモアゼル・ユリアを単独ライブに呼ぶ直前まで行った、でも劇場に出るようになって「オシャレなのはなんか違う」と全部服を捨てたなど、重要な話から細々とした話まで。

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写真:なぜかwithBスタイルのドドんと「コマンダンテ大好き先輩」ナターシャさん。
石田さん曰く「ゲストが決まってから告知のたびに毎回反応してて、本当に見に来たコマンダンテ好きの先輩」ニュークレープ・ナターシャさんが登場してからは、石井さん曰く「インディーズ時代からずっとよくしてもらっていた先輩なんです」と大阪時代のエピソード中心に。ナターシャさんが話す石井さんとの初めての出会い、安田さんのDJをヤーレンズ(パープーズ時代の)出井さんとクラブまで見に行き、あまりのチャラさに「むりー!」と怖じ気づいて入口で即帰ってきた思い出など20代の大阪時代のいいエピソードが満載だった。

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写真:私服のコマンダンテ

そういえば、ドドんの「2個下なので上からきていただいて大丈夫です(笑)」話から「東京の他事務所の方は芸歴を気にしないと聞きますよね、吉本はNSCがあるから一つ違うだけでも敬語ですし」と話していた石井さん。トークが進むにつれ、敬語で話しつつも気軽な口調が少しずつ出るのが見えてよかった。4人の名前が似ていてややこしいと呼び方を決めていたりしたから、今後も何かのライブで絡む場面が見られたら楽しいだろうと思う。

バッシュで見るコマンダンテはいい意味での違和感があった。石田さんが改めて「でかいっすね!」と言っていたようにタッパのせいもあるだろうけど、細くてもやっぱりどことなく存在感と華やかさが感じられた。K-PROでも大きめの会場での出演が多いだけに、50人キャパの会場で見る機会は貴重だったのでは。なんにせよ、ドドんの聞き手としてのうまさ、飄々としていながらエピソードトークはきっちり面白いコマンダンテの受け手としてのうまさが相まって、とても面白く充実した回だった。

#ライブメモ #ドドん #コマンダンテ