9月2日（土）バカ爆走（昼）＠新宿Fu-

バカ爆走に行く。今日の出演者は、ゆうけんず、カバブルックリン、ヤマグチクエスト、ゴシヒロ、宵越しインディー、ダトウキョク、なかよし、バカ丸海賊団、吉住、バイオニ、卯月、ブラットピーク、ゲストはかもめんたるだった。

前座はネギゴリラと美女と野獣。ネギゴリラは初見がコント衣装だったので、2回目の「天才マンガ家の中学生時代」は（見た目が）あんな人たちなんだな〜、と改めて思いながら見た。美女と野獣は初見にも関わらず高松さんのキャラと体型のインパクトが強すぎてすっかり覚えてしまった。

OPMCはバイオニで夏の思い出。鹿児島に帰省したらどうやら親戚には落語家だと思われているらしい松元さんの話、小道具を10個弱、極めつけはK-PROライブの大道具（ねじロックフェス「オンネジバトル」用の投票レーン）と夏らしいことを何一つせずただただ制作に費やした空閑さんの話などあれこれと。松元さんの「説明しづらいから今の仕事は言っていない。唯一芸人だと知る兄が親戚から尋ねられ、軽く説明した内容が微妙に間違って伝わったらしい」との話に「俺の存在はどうなってるんだろ。一緒に修行中の仲間だと思われてるんだろうか」と空閑さんが返す感じがよかった。

第1パートは、ゆうけんず「出産の練習」、カバブルックリン「女性を助ける」、ヤマグチクエスト「必ずバズらせる」、「タイミングが悪い」ゴシヒロ。
企画は、「どちらが嫌な女か」をテーマになかよし後藤さんとブラットピーク河田さんが対決する「後藤vs河田！嫌な女決定戦！！」。後藤さん側プレゼンターになかよし小森さんと吉住さん、河田さん側にブラットピーク土屋さんとバイオニ空閑さん、と各チーム相方と仲のいい芸人さんがタッグを組んで登場。MC兼レフェリーはヤマグチクエストさん、ジャッジはバカ丸海賊団清水さん、卯月酒井さん、バイオニ松元さん。
 

写真：「扇風機が！」（左）／吉住さんのTEDレベルの臨場感あるプレゼン。

ヤマグチさんが「先週の今頃はメイウェザーとマクレガーが対戦し……」とある意味キャットファイトにふさわしいMCで盛り上げ、後藤さんも河田さんもプレゼンターを引き連れ迫力たっぷりで登場する。「ぼくのうちの扇風機を盗んでいったひどさ！」と訴えるかわいそうだけど嫌な女ポイント高そうな土屋さんと各方面の証言をまとめた河田メモから攻撃を与えるも最後が弱パンチだった空閑さんの河田プレゼン、一方仲間割れか応援かが微妙な「今日始めてフリップやるんですよ〜」な吉住さんと「気分で怒ったり言うことが違う」とやっぱりかわいそうだけど嫌な女ポイント高そうな小森さんの後藤プレゼン、それぞれが相方や友達ならではの内容。結果的に河田さんが勝っていたけど、ポイントが積み重なる好勝負だった。

写真：1ラウンド目のジャッジ（2ラウンドしかなかった）。
第2パートは、宵越しインディー「寿司屋」、ダトウキョク「迷子」。初見のなかよし「カフェ」はかなりシュールなコント、バカ丸海賊団「食事処」は藤井聡太四段の対局中の食事を思わせるコントだった。ゲストのかもめんたる「フェチ」は、歌舞伎町のどこかのマンションにありそうでなさそうな派遣マニアクラブのオーナーと舎弟のやりとり。4分ほどのコントで納めるのは勿体ないくらいの凝縮感で、前後まで気になる世界観があった。

写真：KOCチャンピオンかもめんたるのアドバイスを受ける2年目卯月

中MCは卯月とかもめんたる。KOCの準決勝に卯月が残っている時期だったこともありKOCの話が中心。「KOCのチャンピオンになってようやく芸人と名乗れるようになった」う大さん、卯月から「テレビ向きと現場受けの違いはあるんですか」、「このネタで大丈夫ですかね」と質問され「大丈夫でしょ」と応えるもう大さんから「こいつ、潰そうとしてるぜ」と暴露される槙尾さん。チャンピオンならではの話もあって楽しいMCだった。
 

写真：昭和から現代まで白いセーラー服で演じる吉住さん（左）／ヒーローの勢いが浮き気味なバイオニ
最終パートは、ランナーと遺伝がポイントになった少女マンガ風の吉住「陸上部」、悪者は最後にきっちり落とし前がつくバイオニの「ヒーロー」、注意されるとすぐお着きとともに家に帰ろうとする新人のゆとり社員に激昂する先輩のやり取りが秀逸な卯月「王子」、表現と言い回しの揚げ足取りをうまくするブラットピーク「想像で……」など、（恐らく9月の）新しいネタだったけどどのコンビも面白かった。

写真：ライブ終わりで9/24の「鉄の処女トークライブvol.1」チケットを販売されていたブラットピークのお二人と吉住さん。

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