6月23日（金）劇団ハッピーヒューマンメガヒッツ＠ユーロライブ

f:id:theklf:20170627185110j:plain
劇団ハッピーヒューマンの2daysの1日目に行った。

劇団ハッピーヒューマンは、亀井順（岡野陽一）さんと恩田ひろむ（ポテンシャル聡）さんを筆頭に人力舎の若手30数名で繰り広げる（架空の）コント劇団で、渋谷コントセンターからの要望で2年ぶりに復活したらしい。旗揚げ公演から知っていたけど、2014年当時はまだ他事務所の勝手がわからず「別人格で劇団やるってアングラ感強すぎじゃない!?」と思って行かなかったのだった。今回は直前ながらも「面白そうだし笑わせてくれそう」と思い立って見に行った。人は学習するものだなと思う。

1日目は第1〜3回から集められたベストコント集。赤鬼しかいない片田舎の中学に東京（鬼と人間が半々）から人間（冴木正一／トンツカタン森本）が一人越してくる「鬼の学級」、「それは鮪じゃない！」と鮪役の団員に怒るオカマで白塗りの主宰（矢野未来／元シンブン今野）と団員たちと他劇団主宰（ラブレターズ塚本直毅）のやり取り「白塗り劇団」、主人公（黒岩一郎太／おとぎばなし花里）が吹くと巨乳の女子が集まってくる笛を手に入れる「巨乳笛」、肝試しに来た4人が世にも恐ろしいあの●●を廃墟で見て……という「ミュージカル」、ホームランボールを取りに来た主人公（塚本）が迷い込んだ屋敷での出来事「ベースボール夫妻」と、テキストで書いてもさっぱり面白くない内容。

f:id:theklf:20170627185438j:plain
写真：買うと誰かが幸せになるらしい、「河原で石を売る」感がすごいハッピーストーン10円。

さらに、遭難をテーマに演じるが意味がさっぱりわからず「やる気はあるんだけど全然ダメな子たちなんだよね」と主宰に言われる「研究生のコーナー」、お葬式のお焼香のシーンで豆を食べたら「食べた！」と叫ぶと豆ボーイ小谷修平（真空ジェシカガクカワマタ）&沼田（三福エンターテイメント）から豆がもらえる客席参加型の「豆コーナー」、再現コーナーの団員がいきなり劇団名を間違えていた『ハッピーヒューマン会報誌』や袋つき紐、希望ちゃんが150個塗ったハッピーストーン10円を紹介する「テレビショッピング男と販売促進女のグッズ紹介」など、もはや本編との境目がわからないブリッジ的なコーナーもよかった。

f:id:theklf:20170627185207j:plain
写真：サイン入り豆（沖ミナミ、希望ちゃん、勝関くるみ）。