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talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

私を構成する9枚(2017年版)

音楽 記録

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BANANARAMA/WOW!
PRIMAL SCREAM/Scream-a-delica
THE KLF/The White Room
THE DUST(CHEMICAL) BROTHERS/Chemical Beats(12inch)
RENEGADE SOUNDWAVE/In Dub
DJ TONKA/Peaktime
THIS HEAT/Deceit
SANDALS/CRACKED ep.
SPIRITUALIZED/Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space

行こうと思っていたお笑いライブのチケットが売り切れだったので、年明けになんとなくつくり直した「私を構成する9枚」を記録代わりに載せておく。この9枚で自分が紹介できるわけでもないが、解説はぼちぼち追加しようと思う。

そういえば、どんな人が読んでくれているのかはわからないので、お笑いのことしか書かないブログだと思っている人がいたらすみません。もともとは備忘録です。

【以下CD詳細】

BANANARAMA/WOW!
9枚はだいたい年代順で、1枚目は中学時代のバナナラマ。この前後には小学生の頃出会ったマドンナや中学3年の頃にCMでブラックミュージックを意識したジャネット・ジャクソンなど大事なCDがたくさんある。そんな中でこのアルバムを選んだ理由は、未だにストック・エイトキン・ウォーターマン(SAW)というプロデュースチームが立ち上げたレーベルPWLが好きで、未だにユーロビートを聞くとワクワクするきっかけになった曲が入っているからだ。
その曲が「Love in The First Degree(第一級恋愛罪)」。中学2年の時、レンタル屋で「That's Eurobeat」(従兄弟から借りて聞いた最初の洋楽CD。ユーロビートのコンピシリーズで今も名前を変えて発売されている)の収録曲と近い音を探していた時に偶然出会った。14歳には相当強烈な衝撃で、その後アルバムをダビングしたテープ何度も聞き、音自体は手元にあるにも関わらず改めてCDで買い直すくらいの思い入れが生まれていた。私がいいと思ったその判断は一般的にも間違いではなかったらしく、当時のマハラジャやキング&クイーンなどのディスコで大ヒットしていたらしい。さすがにディスコで聞くことは叶わなかったが。
SAWがつくるユーロビートは、アッパーさやハッピーさの裏に少しだけ哀愁が混じっているところがいい。「Love in The First Degree」のPVを見ると、当時アンダーグラウンド界で盛り上がっていたゲイディスコの空気が強い。だから「辛いこともあるけど楽しく生きるのよ」と明るく生きようとするマイノリティたちの力強さを、子どもながらに勝手に感じ取り、勝手に共感していたのかもしれない。こんなふうに「楽しさに隠れて見えないけどなんとなく感じる寂しげな雰囲気」のある作品に惹かれる傾向は、今もずっとある。

PRIMAL SCREAM/Scream-a-delica
THE KLF/The White Room
THE DUST(CHEMICAL) BROTHERS/Chemical Beats(12inch)
RENEGADE SOUNDWAVE/In Dub
DJ TONKA/Peaktime
THIS HEAT/Deceit
SANDALS/CRACKED ep.
SPIRITUALIZED/Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space
mixiのレビューに2005年の自分がこう書いていた。

大阪のチャイ屋“伽奈泥庵”の店先で売っていた中古盤を何気なく買ったのが運のツキ。ジェイソンのつぶやくような声と壮大なメロディに思わず涙がぶわーっと流れた1曲目、「come together」と語りかけられる現代のゴスペルと言える2曲目....最初から最後まで背筋が震えっぱなし。あの時偶然出会えて良かったと今でも思うアルバム。プライマルといいSpiritualizedといい、「Come Together」という題名をつけるバンドはどれもすばらしい。

記録は2005年だがCD自体は1997年に発売されている。恐らく中古箱で出会ったのは大学生か院生の時だ。9枚の中では出会いが最も遅く、かつてのテクノ一辺倒嗜好が弱まり、アコースティックな音に出ていた拒否反応も段々と薄まってきた頃だった。そんな自分の心境の変化に、このサイケでスペーシーな電子音楽の裏に隠されたドリーミーさが響いたのだと思う。レビューに書いた気持ちは特に変わらない。改めて読んでみて、やっぱりそうだと思っている。伽奈泥庵が谷九で今も老舗カフェとして存在することも変わらず、SPACEMEN3の解散後ソニック・ブーム(SPECTRUM〜E.A.R)と別れてSpiritualizedを結成したジェイソン・ピアースが今も現役であることも変わらない(活動休止とSPACEMEN3の復活を蹴ったことを発表したらしいけど)。ただ私が歳を取り、そのライブを2016年に東京で初めて見て泣いたことだけが変わっている。