talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

12月28日(水)「下北ライブ」@しもきた空間リバティ

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ヤーレンズ、シャイニングスターズ(写真)、ストレンジサニィシアターが主宰の定期ネタライブ「下北ライブ」に行ってきた。現在の形では最終回とのことで、「新ライブを始めるので名前を考えている」という話を見た時からもう2年か、と時の速さを実感する。

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R-1予選直前ということもありピン芸人が多め。アナログタロウ、銀座ポップ、脳みそ夫三浦マイルドルシファー吉岡と見たかったピン芸人さんをはじめ錦鯉や虹の黄昏、ヤーレンズのチーム反野内(の3/4)、気になっていた漫才師まんじゅう大帝国など個人的にマスト感あるラインナップだった。

1ブロック目は、モンローズ、キズマシーン、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、錦鯉、ザ・ツイスターズ。
モンローズはライブ開始当初は確かボケの人が前説をやっていて、その後のコンビ結成後初ライブも下北ライブだった気がする。ここでしかネタを見たことがないけどその時から比べたらずっと面白くなっていると思う。2年も経つとそうしたコンビの成長も見えるからすごい。
カップルのコントだったキズマシーン。初見だったけどキザな彼氏役と(わりとかわいい)女装の彼女役の食い違いが面白くてびっくりした。他のネタも見てみたい。
ランジャタイから勢いを除いた感じのまんじゅう大帝国。飄々とした語り口と妙なネタの展開が独特な漫才だった。日芸の学生さんらしく学生漫才の人たちはみな若い頃から達者だなと感心する。
アラサーの武将女子会ネタの脳さん(「あっごめん忍者!」が最高)、初めて見たハイキングのネタの錦鯉などそれぞれやっぱり面白かった。

2ブロック目は、八田荘、アナログタロウ、トム・ブラウン、ルシファー吉岡、ペンギンズ、シャイニングスターズ。
アナログさんは衣装が変わって80年代アイドル番組の司会風になっていた。最近は「とらじおと」金曜にもご出演だけど、やはりベストテン風に何本もを数珠つなぎで聞きたいところ。今回は「どうでもいいエピソード」と「うっかり言ってしまった言ってはいけないエピソード」の2本立てなのが嬉しかった。
中学生の課外授業先の綿花農園オーナーを演じたルシファーさん。衣装に口調、説明の内容など本当に農園にいそうな雰囲気で、内容もおとなしめかな珍しい…と思った途端にルシファー節が炸裂する急展開にびっくりした。ポップな変態をやらせたら右に出る者はいない。

3ブロック目は、ウエストランド、銀座ポップ、虹の黄昏、三浦マイルドヤーレンズ
愚痴のフリースタイルダンジョンがあったらきっと毎回優勝のウエストランド。愚痴しかないのに「え、そんな女の子いないよ?」の件は何回見ても笑ってしまう。
RUN D.M.C風の衣装で日常の気づきを地味に並べる銀座ポップさん。クールなトラックと曲を切り替える時のあたふた感の差異に思わず笑ってしまう。チョココロネは鉄板らしい。
「ライブ納めなんでね!」と血管が切れそうなくらいの勢いでコント2本をやり、相変わらず弾け倒していた虹の黄昏。インパクトが強すぎて逆に何も覚えていないけど最高に面白かった。

「二つの場所から聞こえてきそうな言葉」の正統派フリップ芸三浦さん。思い切り場が荒れた後に見たので安心感と完成度と安定感がこれ以上ないほどに際だっていた。
ヤーレンズは前半が初めて聞いたセットだった気がするけどこちらも忘却の彼方。というのも想定内と言える通常運転だったので引き続き来年もゆったりと楽しめそう。

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写真:それぞれ「家族」、「観測隊」、「竜巻ガール」、「餌付け」を背負う方々。

MCで印象深かったのは、OPのそれぞれのファンの呼び名話。錦鯉「餌付け」、ザ・ツイスターズ「竜巻ガール」、シャイニングスターズ「観測隊」、ヤーレンズ「家族(?)」と並んだ中、「竜巻ガール」に対して出井さん「ライブにバイクで来て『あたい』って言いそう」、隆さん「ファンはこのポーズで(人差し指をあげて竜巻のようにぐるぐる回す)合図して!」、楢原さん「キーをその人差し指にかけて回してそう」と口々に重ねていく流れが楽しかった。確かに高度経済成長期の邦画のヒロインみたいな景気のよさがある。

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写真:(左)「記念写真撮るんで〜」と若手を挟んで記念写真を撮る先輩。/(右)年末の町内会の会合感。

中MCでは「卒業したらお笑い一本で行くので事務所を決める」というまんじゅう大帝国に虹の黄昏「げんしじん事務所はネタ見せとかまったくないからいいよ!」とアピールする流れ。タイタンの太田社長からげんしじん社長ががっつり怒られたエピソードも含め、げんしじん事務所がいかに異彩かという話が面白かった。以前ADVANCEと並んだ時も思ったけど、虹の黄昏は対極にあるおとなしめのシュール系や文化系コンビと並ぶとすごく面白い。ネタの勢いにひっぱられがちだけど、実際はトークなどで彼らを立てる技に長けているし親和性も高い気がする。

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写真:みっちり感のあるED

次回からは別のお笑い制作団体が引き継ぎ、名前を変えて継続されるとのこと。2年間お疲れさまでした。

#ライブメモ #ヤーレンズ #シャイニングスターズ