talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

11月3日(木)「新道竜巳の喋喋喋るvol.4」 @中野440スタジオ

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馬鹿よ貴方は新道さんが毎週木曜に行っているトークライブ「新道竜巳の喋喋喋る」を見てきた。今回のゲストはヤーレンズ。お笑い芸人としてはマザー・テラサワさん、ランジャタイ伊藤さんに継いで3組目、コンビ揃って出演するのは初めてとのことだった。

M-1 3回戦で、会場の反応含め自己分析で「そこまでではなかった」のに通過した馬鹿よ貴方はと「受けていて周りの評価もよかった」のに敗退したヤーレンズが並んだこともあり、ヤーレンズからの「新道さんの分析を通じて『自分たちが通らなかった原因』を聞きたい」がおもなトーク内容となっていた。

ヤーレンズから自分たちの印象について聞かれ「自主ライブに呼んでもいいはずなのに、そういえば一度も呼んだことがない。でもネタ含めてすごく好きなコンビ」と答えていた新道さん。「GyaOで3回は繰り返して見た」という3回戦のネタはもちろん、仕事に対するスタンスや考え方などかなり突っ込んだ(同業だからこそ気づける)部分にまで話が及んでいた。「理由が一つあるとしたら『偶然』。ネタの内容には落ち度はまったくないと思う」との評価をもらいつつも、一つでも手がかりを探し出したいという雰囲気のヤーレンズ。そこで、強いて言えば…と出てきたのが出演者と関わる人々の視点からの指摘だった。予選と番組制作に関わる考え方、直近にあった別番組でのエピソードも含め、その多面的な物事の捉え方に感心させられることしきり。このライブは今後テキストログにして残していったほうがいいのでは…と思うほどの濃い内容が聞けた。

一歩間違えると辛気くさい内輪話になりかねないテーマなのに、微塵もそんな印象を感じなかったのがすごい。60分弱という時間設定もちょうどよかったのかもしれない。「来たゲストに対して新道さんが思うことを聞く感じなんですね(返答が少なくて申し訳ない、の意)」と言う出井さんに、新道さんは「本当はちゃんとゲストといろいろ話さないといけないのに、思いがありすぎて喋りすぎてしまう」と答えておられた。確かに普通のトークライブとは少し毛色が違うけど、同業者からも一目置かれる分析眼と「ごみラジオ」などで聞ける明快な語り、ご自身の強みを融合させたような他にはないライブだと思った。

#ライブメモ #馬鹿よ貴方は #ヤーレンズ