おもしろいことを考える人
10歳くらいの頃、AMラジオを聴いていると何度も名前を呼ばれてはがきを読まれる人がいて「ふつうの人なのに面白いことを考えられるなんてすごいな〜」と思う一方で、「でもこの人たちはラジオにしか出てこないから本当にいるかわからない」ともなぜか思っていたので、ツイッターなどで偶然はがき職人さんの名前を見かけると、もうちゃんとわかっているのにそれでもふと「本当にいる人なんやなあ…」という気持ちになる。
ラジオをずっと聴いていた小・中学生の頃は世界がとても狭かったので「面白いことを考える仕事はテレビに出てる人」（だけ）だと思っていた。だからこういう感想を持っていて私の頭は未だに尾を引いているわけだけど、リスナーには聴くだけの人からはがき職人へのグラデーションがちゃんとあって、またそういう人たちと芸人さんの間を繋ぐ作家という職業があることを今の子はもう知ってたりするんだろうなと思った。
どうでもいいけど「『はがき職人』になるには」を検索したら職業ガイドに載っていて思わず白目をむいた。
