talulah gosh's blog

リハビリがてらの備忘録(昔のブログは http://d.hatena.ne.jp/theklf/ )

4月26日(水)ヤーレンズからの手紙@阿佐ヶ谷ロフトA

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ヤーレンズの新しいトークライブの第一回目に行った。

普段のトークライブとは異なり、お笑い以外で気になる人を呼んでトークをし友達になってもらおうというコンセプト。ちなみにタイトルは「気になるクリエイターに手紙を出して反応してくれた人をゲストにする」ということからついたらしい。

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写真:メガネ×4人。

初回ゲストはJ-POPユニットのONIGAWARA。同年代らしく、さっそく距離を縮めようと趣味や休日の過ごし方、ドラマ、アイドル(SMAPとか)の話などで共通項探しに挑むも、サティフォさんに「ウチらと友達になるのハードル高いですよ」と笑顔で高嶺の花スタンスを決め込まれる。さらにオープニングからかなりの時間をキメ顔キャラ重視で話に入ってこない斎藤さん、見た目よりマイペースな2人にヤーレンズもそこそこ手こずる。バンドを組んだ理由や好きだった音楽などの話をするが、前半は「ファミレスで初対面の2組が雑談する光景を遠巻きに眺める」感が強めで一般的なトークライブではあまり見られない妙なグルーヴが出ていた。

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写真:漫才中のヤーレンズ(ひさしぶりの目にまぶしい衣装)。

中盤は2組の本職披露。ヤーレンズの漫才は普段通りの安定感あるお喋りとドラえもんのネタ、ONIGAWARAは「タンクトップは似合わない」、「ヒットチャートをねらえ」2曲のミニライブ。どちらもとても楽しかった。

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写真:ONIGAWARA決めポーズ(左)/「ヒットチャートをねらえ」のサビを踊る。

特にライブは、事前にONIGAWARAファンの方が配ってくださっていたルミカを皆で振り、サティフォさんのギターソロに歓声をあげ、斎藤さんの煽りやレクチャーに合わせて振りを踊りとものすごく盛り上がった。トークライブならではのゆるい空気だったのに、音楽が始まった途端に空気を変え一気にアッパーに持っていく様子に「さすがミュージシャン」と感心する(女子アイドルの中に一組だけ放り込まれたライブでも盛り上げたという現場強さがわかる)。「ヒットチャートをねらえ」のサビでは、ヤーレンズの2人もバックダンサーとして加わりダンスを披露する、というなかなかのレアぶり。本当の意味でのグルーヴも感じられてよかった。個人的には「シャッターチャンス'93」を期待していたけど、ここでは残念ながら披露なし。キラーチューンは本ライブに来て聞いてね、ってことなんだろう。
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写真:ゆるい空気になったライブ終了後。

ライブ終了後の後半トークは、ライブも終わった安心感からかステージ上含めてより寛いだ雰囲気になっていた。「休憩中ずっと喋っていたのに振り付け何も練習しなかったですね」と言いつつ、「出井さん全然踊れてなかったでしょ」と何気なくツッコミを入れるONIGAWARA。お互いの感想を話すパートなどでは、明らかに距離が縮まっている様子が見えて微笑ましかった。

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終了時間が押し迫ったエンディングで「そういえばなんでその名前なのかとか、何も聞かなかったよね」と最初にやるべきトークテーマを今さらのように蒸し返すヤーレンズ。とはいえ「手紙」の想いはどうやら通じた様子で、新しい友達として和やかに終わりを迎えていた。

ミュージシャンとのトークという意味では思うところはいくつかあったけど、一回目ということでひとまず保留。今後もどんどん変化していきそうなので、ゲスト選定も含めて次回を楽しみにしたい。

#ライブメモ #ヤーレンズ #ONIGAWARA

4月15日(土)コマンダンテ単独ライブ「どーもコマンダンテです。上京してきました。ほんとかな? ほんとだよ。」@ルミネtheよしもと

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コマンダンテ上京一発目の単独ライブに行く。安田さんがまだロングヘアで黒スーツ姿だった時代から気になっていたのに、活躍し始めた頃に自分が上京し観る機会を失ったコンビの筆頭だったのでうれしい。大阪では盤石の地位を築いている彼らはルミネもさすがの大入り満員、若い女子でぎっしりの客席に満を持しての上京だったのだなと感心する。

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4月13日(木)ピーマンズスタンダードのファミリーライブ@新宿角座

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 昨今ではシステマでおなじみピーマンズスタンダードのライブに行った。松竹の人気者うしろシティキズナ、ダイタク、ヤーレンズラブレターズと他事務所の人気者が並ぶゲストに会場もいっぱいだった。

 OPで景気よく「兄さんライブやってくださいよってうるさいから」と話す南川さんに対し、うしろシティ阿諏訪さんから「こういうライブは後輩からやりましょうよって誘うもんですよ」と言われ、ダイタクに「僕らと会ったのシャッフル漫才以降2回目ですよね」と指摘された上に相方だったタクさんを見分けられず、キズナ武田さんから「本当のファミリーは僕だけでしょ」とバラされ、小野さんに至っては初対面と、どんどんボロが見え始める南川さん(とそれを特にフォローせずに眺める吉田さん)。ネタではM-1予選レベルの厳密な5分制限があり、ゲストでも容赦なく終わらせるとの注意をしたり、金子さんからの「60秒ライブで4分やってたでしょ!」とツッコミにもどこ吹く風で「アンケートで落ち見せないなんて最悪です、て本気で書くのやめてね」と返すハートの強さが最高だった。
 ネタパートは、ネタ1(反町・松嶋夫妻の日常)〜ヤーレンズ(自転車の鍵&節約&料理)※強制終了〜キズナ(個性的な母と息子)〜ネタ2(笑いのポイント)〜ダイタク(財布を拾う)〜うしろシティ(10年前の約束)※強制終了〜ラブレターズ(焼鳥屋)※強制終了〜ネタ3(Mr.Childrenの印象)。
「足立区のユニットバスアパートに住んでいる反町夫妻」や「コンパで一人だけいい物を食べる櫻井さん」など相変わらず想像の偏見が最高なピーマンズスタンダードのネタはもちろん、ゲストのネタも面白かった。ただ、安定したヤーレンズや既存のテーマを自分たちの双子枠に引き寄せる技が相変わらず上手すぎるダイタク、昔のネタなのに大事な部分に穴を空けたままで困る様子にいつも笑ってしまううしろシティ、どれを見ても人のちょっとした悪さを描いているのに嫌みなく面白いのがさすがとしか言いようがないラブレターズ、の4組は時間が足りず強制終了に。ラブレターズはあえて時間を調整したらしく、初見のネタだったのでオチが聞けず余計に残念だった。
企画パートは、「どうすればもっとピーマンズスタンダードの好感度が上がるかをファミリーで考える」、「お題に12人連続でクリアしよう」など。好感度アップ会議ではネタ系からダイタクの「立ち位置を近くする」やヤーレンズの「仲良く見せる」など本当に役立つものまで幅広かったけど、結局一番印象に残ったのは南川さんの魚ものまねだった。早口言葉に全然乗り切れなかったり、質問の回答が微妙に合わせられなかったり、簡単そうでいてなかなかうまくいかないお題連続クリアも面白かった。
「ファミリーは増えつつこのメンバーは隔月で呼ぶ」と宣言して皆から「ハァ?」と言われていた家長だけど、よい並びで面白かったので2回目もぜひやってほしいと思った。

#ライブメモ #ピーマンズスタンダード #うしろシティ #キズナ #ダイタク #ヤーレンズ #ラブレターズ

4月11日(火)ロックンロールカラオケナイト@阿佐ヶ谷LOFT A

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四半期に一度のお楽しみRRKN、今回も本当に楽しかった…。

出演は、ジンカーズ馬場さん、ダーリンハニー長嶋さん、鬼ヶ島和田さん、風藤松原松原さん、ニュークレープナターシャさん、ケン・カトウさん、キャプテン渡辺さん、三福エンターテイメントさん、シークレットゲストでスーパー3助さんだった。

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写真:水玉シャツがすてきな馬場さん(左)/演歌歌手にも負けないエンタメ先輩のファンサービス。

「メンツ弱くてすいません」と言いつついつものようにトップを張り、きっちり進行しつつ出演者の誰よりも楽しそうに歌う馬場さん。今回はなんとなくバラードが多めの印象。3回目にしてレギュラー感が出てきたナターシャさんや今回もデスボイスは健在の松原さん、目線の配りぶりとポージングがここ数年のRRKNでトップレベルの面白さだったエンタメ先輩、レギュラーチームの安定感が相変わらず半端ない。

さらにほぼ1年ぶりくらいに登場で「やっぱりセクシーがいないと!」と皆に言わしめた「セクシー担当」和田さん、UKロックと渋谷系が鳴ったら「ナガシ!」コールの「会いに行ける英国紳士」の長嶋さんの二人が揃うと舞台が一気に華やかになるのが嬉しい。

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Kinki Kidsを歌って死ぬほど弄られ歓声には照れ倒していたキャプテンさん、シークレットゲストかつアウェイ感を纏いつつも飛び道具的な勢いで1曲目が終わる頃には前列のお客さんを弄るほどになじんでいた3助さんと、スタンスの違いはあれど初登場組も力業で「全員参加のコント」に乗っていく感じがあって面白かった。
最近では、馬場さん周辺の芸人さんで身辺に大きな変化があると再出発の初仕事になることが多いRRKN。今回はケン・カトウさんのライブ出演一発目だった。1曲目は皆フルコーラス歌うと聞かされて「ガチガチに緊張してた」というケンさんながら一度出るとすごくうまい歌をカッチリ聞かせてくれるわ、さらに中盤では誰も振りを知らない獣神サンダーライガーの曲を歌い、適当に合わせる会場に向かって「なんで知らないのちゃんとやってよ!」とキレ芸でツッコミを入れて即周りから「こんな(知らなくても振りを合わせる)優しいお客さんいないよ!」とツッコミ返されたりするわ、一人だけでも見どころが満載。解散直後だったのでやはり寂しそうではあったけど、歌って笑ってとりあえず波に乗ろうという勢いが感じられたのでよかった。
おなじみのOASISのほか珍しくGREEN DAYを歌っていた長嶋さん。「英語の曲とかは僕にください。歌えるヤツは歌うしうろ覚えのヤツはなんとなく歌うんで」というアピールがあったので、リクエストしてみたらFranz FerdinandのTake Me Outを歌ってくれたのでものすごくうれしかった‥‥。そういえばキャプテンさんが「誰が英語の曲とかカラオケで歌うの」と言っていたけど、このライブ元々そういう主旨だったよね、という話。

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馬場さんとは別のベクトルでキラ星のごとく輝く和田さん。会場とのコールアンドレスポンス込みの十八番、中森明菜「DESIRE」とPENICILLIN「ロマンス」がひさしぶりに聞けたのもこれまたうれしかった。ステージでは「前と後ろのほうで乖離があるよ!」と言い歌いながら盛り上げ、歌っていない時にはいつの間にか後ろに盛り上げに行っているフットワークの軽さが和田さんならではというか相変わらずすごかった。しかし和田さんとエンタメさんが揃うとほぼナルシストライブだし、フォトジェニック枠の人がいなくても写真の撮り甲斐があるのがすばらしい。

お酒が入る時でも、皆が自分の責任で呑むRRKNのように節度と矜恃をきちんと保っているライブはいろんな意味で信頼ができる。今回は日にちが経ってしまってあまり詳しく覚えていないのが残念だけど、間違いなく本当に楽しい一日だった。

(写真は後日追加予定)

#ライブレポ #ジンカーズ #ダーリンハニー #鬼ヶ島 #風藤松原 #ニュークレープ #三福エンターテイメント #ケンカトウ #キャプテン渡辺 #スーパー3助